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ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)

ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)

原田マハ

集英社 / 2015-06-30

累計読者数16
平均ハイライト数 11.6件/人
推定読了時間 約5時間31分
star総合評価 55/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 34%

この本について

仕事でも生活でも、気持ちがざわつく日ってありますよね。人間関係でも、将来でも、何か“すぐに答えは出ないもの”に付き合わされている感じがして、うまく呼吸ができない。そんなとき、自分の視点そのものを少しだけ緩めてくれる本に出会えると、思った以上に前に進めたりします。 『ジヴェルニーの食卓』は、まさにそのタイプの本でした。読者の方が保存していた抜粋を眺めていても、刺さっているのは「世界の見え方が変わる瞬間」なんですよね。例えば、人間関係に効くのは“万能薬としての時間”という視点。これだけで、いま抱えているもつれを、無理にほどこうとしなくてもいいのかもしれないと思えます。また、マティスやモネが“一瞬のひと目ぼれ”を追いかけ続ける姿には、成果や合理性だけでは拾えない“好きの端っこ”を大事にしていいんだという許しがある。さらに、偶然の積み重ねが運命のハンドルを動かしているという語りは、人生を少し長いスパンで見直すきっかけになります。 大きな学びを求めるというより、「いまの自分の生活が、少しだけあたたかく見える視野の広がり」を求めている人に向いている本だと思います。忙しさに飲まれる日々でも、光の揺れや、テーブルの上の果物の位置がちゃんと“世界の一部”として存在していることを思い出させてくれる、そんな読後感があります。 こんな人に刺さるはずです。 “効率よりも、心がどこを向いているかを確かめたい日がある人”。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ジヴェルニーに移り住み、青空の下で庭の風景を描き続けたクロード・モネ。その傍には義理の娘、ブランシュがいた。身を持ち崩したパトロン一家を引き取り、制作を続けた彼の目には何が映っていたのか。(「ジヴェルニーの食卓」)新しい美を求め、時代を切り拓いた芸術家の人生が色鮮やかに蘇る。マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌら印象派たちの、葛藤と作品への真摯な姿を描いた四つの物語。
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