
たゆたえども沈まず (幻冬舎単行本)
原田マハ
累計読者数5
平均ハイライト数 2.4件/人
推定読了時間 約8時間10分
star総合評価 47/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 57%
この本について
仕事でも創作でも、自分がいいと思ったものが「ちゃんとしてない」と言われる瞬間ってありますよね。努力しているはずなのに、形になっていないように見られたり、まわりと噛み合わなかったり。頭では気にしなくていいと思いつつ、心のどこかがざわつく。そんなとき、この物語の空気がじわっと効いてきました。 印象派が「絵ですらない」と切り捨てられていた場面を読むと、評価って本当に時代の都合なんだなと感じます。雑だとか未熟だとか言われても、描き手の中には確かに“響き合うもの”がある。その静かな確信が、読み進めるうちに自分の中のざわつきを少し落ち着かせてくれるんです。また、仲間と歩調が合うようで合わないあの微妙な距離感も、この本では丁寧に描かれています。誰かと一緒に何かを作るときの、心地よさと苦しさの入り混じったあの感じに覚えがある人は多いはずです。 この物語は、才能とか成功を持ち上げる話ではなく、自分の表現や仕事の手触りをどう守っていくかを静かに考えさせられる一冊でした。まわりの基準に自分が揺さぶられやすい人に、特に届くと思います。
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出版社による紹介
19世紀末、パリ。浮世絵を引っさげて世界に挑んだ画商の林忠正と助手の重吉。日本に憧れ、自分だけの表現を追い求めるゴッホと、孤高の画家たる兄を支えたテオ。四人の魂が共鳴したとき、あの傑作が生まれ落ちた―。原田マハが、ゴッホとともに闘い抜いた新境地、アート小説の最高峰。ここに誕生!
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