
「嫌われ者」の正体―日本のトリックスター―(新潮新書)
石戸諭
累計読者数10
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star総合評価 37/100
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この本について
ネットを眺めていると、気づけば自分まで「どっち側なんだろう」と探されているような、居心地の悪さがありますよね。正論のはずがいつの間にか殴り合いになっていたり、落ち着いて考えたいだけなのに熱量の高い空気に巻き込まれたり。僕自身、その雑音に飲まれてしまいそうになることが増えてきました。 石戸諭さんの『「嫌われ者」の正体』は、そういうとき一度呼吸を整えてくれる本でした。たとえば、支持とアンチの極端な対立がどう生まれ、なぜ人はそこに吸い寄せられるのかが丁寧に描かれていて、「ああ、これは自分の弱さも仕組みの一部なんだ」と気づかされます。また、空気や熱狂がどれだけ判断を狂わせるかを淡々と示してくれるので、タイムラインの盛り上がりを鵜呑みにしなくなる感覚があります。さらに、違いを認めない雰囲気が結束や極化を強める構造を知ると、議論で勝つことよりも、一歩引いて現実を見直す余裕が自然と生まれます。 派手な答えをくれる本ではありませんが、「いまの空気に飲まれたくない」「正しさの殴り合いから距離を取りたい」という人には、静かに刺さる一冊だと思います。悩み続ける前提で、それでもどう向き合うかを考えるための本です。
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出版社による紹介
熱狂と炎上の渦中にいる現代のトリックスターたち。彼らは一体何者なのか。本人および周辺への取材を重ねた、正統派人物ルポの誕生!
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