ヨムナビ
がんになってわかったお金と人生の本質

がんになってわかったお金と人生の本質

山崎 元

朝日新聞出版 / 2024-07-19

累計読者数29
平均ハイライト数 8.3件/人
推定読了時間 約2時間31分
star総合評価 60/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 58%

この本について

最近、「お金のことを考えると不安になるけど、情報が多すぎて何から手をつければいいのかわからない」という声をよく聞きます。僕自身も、働き方や介護、投資のことを考えるたびに、正しさより“迷い”の方が先に立つタイプです。ただ、この本を読んでいて、少しだけ視界が開ける瞬間がありました。 特に刺さったのは、「判断できる自分の能力と時間がないなら、情報収集自体に意味がない」という指摘です。焦って調べるほど混乱していた理由が、単に“処理できる量を超えていたから”だと気づきました。また、地位財の競争から降りると生活が楽になるという話も、日々の選択にそのまま使える感覚があります。家をどうするか、保険に入るか、介護をどう決めるか。どれも世間の期待より、自分の余暇や心の余裕を重視していいんだと思えました。 そしてもう一つ印象的なのは、お金の増やし方より「使い方」に重心があるところです。全世界株インデックスだけで十分というシンプルさより、「その先でどう生きるか」を淡々と語ってくれる。怒りの扱い方や、親との距離感、時間の配分など、生活の質そのものに踏み込んでくる内容が多いのに、説教くささがないのも救いでした。 「情報に疲れてしまった人」「お金の判断でずっとモヤモヤしている人」には、変に気負わずに読める一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

山崎 元の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

最後の1秒まで幸福は追求できる その真実をつづった遺稿を特別収載。 最期の時間でたどり着いた「人生の最終原理」とは―― 筆者は2022年の夏に食道癌が見つかった。 本書は、癌の各局面にあっての考え方や意思決定の記録である。 お金よりも大事なことにどうやって気づくか、 限られた時間をいかに生きるか――。 遺稿「癌の記・裏日記」も特別収載。 【本書の内容】 第1章 癌患者と投資初心者は似ている ステージIII、「真面目な癌患者になろう」 情報を、拾うか、捨てるか 上機嫌な癌患者でありたい 第2章 がん保険はやっぱり要らなかった 治療にかかったお金はいくら? 「不安に対処する」ための保険は賢くない 加入していい保険の条件 第3章 癌になって分かった、どうでもいいことと大切なこと 悩ましい頭髪の問題 わが物欲生活と身辺整理 再発、意識する持ち時間 癌患者には親切にしないで 第4章 山崎式・終活のセオリー6箇条 最晩年の住まいと介護を考える お金を守る超合理的相続対策 「墓なし・坊主なし」のわが家の弔いルール 第5章 お金より大事なものにどうやって気づくか 〝善意の愉快犯〞として生ききる お金は「増やし方」より「使い方」こそ大切だ 「幸福」を決めるたった一つの要素 「お金より大事なもの」にどうやって気づくか 最終章 癌の記・裏日記 【著者プロフィール】 山崎元(やまざき・はじめ) 経済評論家。専門は資産運用。1958 年北海道生まれ。東京大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友信託、メリルリンチ証券、楽天証券など12 回の転職経験を持つ。連載記事やテレビ出演多数。著書に『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』(水瀬ケンイチとの共著、朝日新書)、『超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(大橋弘祐との共著、文響社)、『経済評論家の父から息子への手紙――お金と人生と幸せについて』(Gakken)など。2024 年逝去。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要