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炎上するバカさせるバカ ~負のネット言論史~(小学館新書)

炎上するバカさせるバカ ~負のネット言論史~(小学館新書)

中川淳一郎

小学館 / 2021-11-30

累計読者数3
平均ハイライト数 4件/人
推定読了時間 約2時間31分
star総合評価 29/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%

この本について

ネットを見ていると、声が大きい人の意見が「世の中の総意」みたいに扱われてしまう瞬間がありますよね。自分の感覚とニュースの論調がずれるたびに、何が本当なのかよく分からなくなる。僕自身もその違和感を抱えたまま過ごしてきました。 この本が効くのは、まさにそのズレの正体を、数字と具体例で淡々と見せてくれるところです。例えば、辞退を求める人たちのツイート数が、応援よりも一人当たり何倍も多いこと。反対派の平均投稿数が賛成派の数倍に跳ね上がっていたこと。つまり、ネットの空気は「多くの人が言っている」ように見えて、実際はごく少数の頑張りすぎな人たちによって作られているという事実が見えてきます。これを知るだけで、炎上や論争に引っ張られすぎず、距離の取り方が変わるはずです。 もう一つ大きかったのは、ネットには「アンチも客になる」という構造が初めから組み込まれている、という視点です。メディアがその盛り上がりを利用して実態以上に大きく報じてしまう流れも含めて、ネット世論の見え方が急に立体的になります。自分が何かを発信するとき、必要以上に萎縮しなくていい理由にもつながります。 ネットの空気に振り回されやすい人、もしくは「自分の感覚がおかしいのかも」と悩んだ経験がある人には特に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

炎上は日本人最大の娯楽となった。 自己責任論争、「羊水腐る」発言、フジテレビデモ、バイトテロ、タピオカ屋恫喝、上級国民、五輪エンブレム……数々の炎上騒動を見てきたネットニュース編集者が、負のネット言論史を総括する。序章「炎上は日本人最大の娯楽となった」にはこうある。 〈日々発生する炎上は、まさにその瞬間、ないしは数日間の娯楽として消費されるものの、当事者にとっては深い傷を残すこともある。 これまで、無数の炎上騒動が発生したが、これらの歴史を一つ一つまとめて振り返るのは、その時代の人間の性を示すことになるのではないか(中略)炎上の歴史というものは、本当にどうしようもない人間の愚かな面を暴き出してくれるものである。そうした愚かな面について今一度振り返り、まともな人生を送る一助となれば幸いである。 〉 (底本 2021年11月発行作品)
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