
空の青さをみつめていると 谷川俊太郎詩集I (角川文庫)
谷川 俊太郎
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star総合評価 37/100
start序盤集中型
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この本について
仕事の帰り道とか、家の中で一息ついた瞬間に、ふと気持ちがどこにも置けなくなることがありませんか。やることは山ほどあるのに、心だけ取り残されているような感覚というか。そんな時、言葉で励まされるより、ただ「静かに寄り添ってくれる何か」を求めてしまうことがあります。 谷川俊太郎さんの詩集を読むと、まさにその“寄り添い方”がとても自然なんですよね。今回の抜粋にある「空の青さをみつめていると」というフレーズに惹かれた人は、きっと自分の気持ちに名前がつかない時間を抱えているのだと思います。谷川さんの詩は、解決策を示すというより、心が動く瞬間の微細さをそのまま差し出してくれるので、自分の中にある揺れを無理に整理しなくて済むんです。特に、小さな犬を想う「ネロ」のように、ささやかな存在へのまっすぐなまなざしが描かれる詩は、気持ちの奥の柔らかい部分をそっと扱ってくれる感じがあります。 忙しさを理由に置き去りにしてきた感情に、少しだけ呼吸を与えてくれる。そんな時間がほしい人に向いています。自分のペースでゆっくり読みたい時の一冊です。
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