
半うつ 憂鬱以上、うつ未満
平 光源
累計読者数17
平均ハイライト数 12.8件/人
star総合評価 58/100
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この本について
最近、仕事の返信待ちだけで一日が終わってしまったり、家に帰ってもソファで動けずに気づけば夜になっていたり。元気じゃないわけじゃないのに「ちゃんと生きてる感じがしない」という声をよく聞きます。かくいう自分も、常にスタンバイ状態で心が休まらず、やる気が出ないのに止まるのも怖い…そんな時期が長くありました。 この本が面白いのは、「気合いを入れろ」とか「もっと頑張れ」とは全く言わないところです。むしろ、脳がオーバーヒートしている現状を具体的にほどいてくれます。返信待ちの緊張が続くと、ただそれだけで心のブレーキが利かなくなること。血流が落ちると意欲に必要な神経伝達物質すら作れなくなること。こういう“体の仕組みベース”で説明されると、落ち込みやすさを自分の性格のせいにしなくて済みます。 そして印象的だったのは、「止まると前に進めなくなる」という思い込みが、実は逆だと示してくれるところです。桜を眺めるとか、コーヒーの香りに意識を向けるとか、一見“何の意味もない時間”が心のブレーキを回復させ、むしろ挑戦したくなる余裕をつくる。これは実際に生活の中で再現しやすい感覚でした。 いつも気力が足りない気がするのに、休むのも苦手な人。そんな「半うつの手前で踏んばっている自覚がある人」には、かなり刺さる内容だと思います。自分を責める前に、まずは仕組みから整える。その視点をくれる一冊でした。
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出版社による紹介
「うつ」とまでは言い切れない。だから、仕事に行けるし、家事もできる。 だけど、たしかに憂鬱を超えた不快感がある。身体は動くけれど、心が動かない。 「半うつ」とは、そんな憂鬱とも、 うつ病とも言えないグレーな心の状態を指します。 なんと、現代人の5人に1人が、 潜在的にこの「半うつ」に苦しんでいると言います。 名前のない不安ほど怖いものはありません。 でも、名前がつけば 「対処法がある」「1人じゃない」と思えるようになります。 この本は、精神科医として25年、 延べ20万人の患者さんを診てきた著者が、 名前がないばかりに見過ごされてきた苦しさに 「半うつ」という名前をつけ、その改善法を具体的に示した一冊です。 ■こんな症状に複数心当たりがあったら「半うつ」かも? □昔は楽しかった趣味やテレビ番組にも興味が湧かなくなった。 □美味しいものを食べたり、嬉しいことがあったりしても、心から喜べなくなった。 □夜なかなか眠れない、または休日に1日中寝てしまう。 □食事が面倒になる、または無意識に食べ過ぎてしまう。 □本や資料を読んでも頭に入らない、仕事に集中できない。 □原因不明の頭痛、肩こり、胃の不調が続く。 □「今日の夕食何にしよう」といった小さなことでも決められない。 □話している最中に集中が途切れ、相手の話を聞き逃すようになった。 □昔の失敗や恥ずかしい出来事ばかり思い出してしまうようになった。 □歩くのが遅くなったり、物が重く感じたり、身体的な動作が鈍くなった。 □些細なことで急に悲しくなったり、怒りっぽくなった。 □何かを質問されても、思考が停止して考えがまとまらなくなった。
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