
日本人「総奴隷化」計画 1985ー2029 アナタの財布を狙う「国家の野望」
森永卓郎
この本について
最近、「なんでこんなに税金も社会保険料も重いんだろう」「働いているのに生活が楽にならないのは自分のせいなのか」とモヤモヤしている人、多い気がします。僕も同じで、ニュースを追っても背景がつかめず、ただ不安だけが積もる時期がありました。そんな時に読んだのがこの本で、刺激は強いけれど、自分が感じていた違和感を言語化する“地図”としてはかなり役立ちました。 著者の語り口は容赦ないのですが、読者が抜き取っていた部分を見ると、みんな「いつの間にか生活が縛られていった理由」が知りたかったんだろうなと思います。たとえば、派遣労働の拡大や消費税増税の裏で起きていた制度変更を時系列で追ってくれるので、「ああ、こういう積み重ねで自分の働き方や収入が変わっていったのか」と腹落ちする瞬間が多いです。また、年金問題や“生涯働け”路線についても、感情的に煽るというより、政策の流れを読み解くことで、自分がどう備えるかを考えやすくなります。 とはいえ、この本がすべて正しいと言いたいわけではなくて、どちらかというと「自分の生活を守るための視点」を一つ増やす本です。著者が最後に示す暮らし方の提案も、全員に合うわけではないけれど、選択肢として知っておくと心が軽くなる部分があります。 特に「なんとなく搾取されてる気がするけど、何を見ればいいかわからない」という人には刺さると思います。読みながら、自分の働き方やお金との距離感をもう一度考えるきっかけにはなるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
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