
疲労学: 毎日がんばるあなたのための
片野 秀樹
東洋経済新報社 / 2025-08-29
累計読者数6
平均ハイライト数 19.3件/人
推定読了時間 約5時間25分
star総合評価 63/100
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この本について
仕事終わりに「なんでこんなに疲れてるんだろう」と思いながら帰る日、ありますよね。休んでいるつもりでも回復しきらない感じとか、家事や人間関係みたいな避けられない負荷にじわじわ削られていく感じとか。自分もずっとそこでつまずいていて、休み方そのものを見直さないとダメなんだと気づいたきっかけが、この本でした。 面白いのは、「休む」だけじゃ電池は満タンにならない、という視点です。帰り道のちょっとした寄り道を“活力を上げる時間”に置き換えたり、単調な家事を少しだけ工夫して興味に変えていくことで、疲れの回復スピードが変わる感覚がありました。自分のペースで選べる負荷をあえて少しだけかける、という逆説的な方法も、やってみると翌日の気持ちの余白が増えるんですよね。 もうひとつ刺さったのは、「ストレスを完全に消すんじゃなくて、これ以上削られないように環境を整える」という考え方。見たくない情報を非表示にする、しんどい思い出と距離を置く、といった地味な工夫が疲れにくさにつながるという説明は、妙に納得感がありました。自分を守るって、こういう積み重ねなんだと思います。 「がんばりたい気持ちはあるのに、体力も気力も足りない」と感じている人には特にしっくりくる一冊だと思います。無理に前向きにならなくても、生活の中でできる調整だけでだいぶ楽になる。その実感をくれた本です。
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