
伝説の外資トップが教える コミュニケーションの教科書
新将命
講談社 / 2013-04-25
この本について
仕事で「伝わっていない気がする」とか、「空気は悪くないのに、なぜかチームが噛み合わない」とか、そんな小さな違和感を抱えたまま働くことってありますよね。自分の話し方や態度なんて急に変えられないし、そもそも何を直せばいいのかも分からないまま時間だけが過ぎていく。僕もそこに長くとどまっていたタイプです。 この本は、そんな曖昧なモヤモヤを「行動レベル」にまで下ろしてくれる一冊でした。抜粋にあるように、あいさつや名前の呼びかけといった、ごく小さな接点の積み重ねが、人間関係や職場の空気をどれだけ左右するのかがとても具体的に書かれています。たとえば、先に気づいた方からあいさつする習慣をつくるだけでも、相手の承認欲求に自然と手が届き、関係の温度が変わる。話し方も「短く、3つ以内に絞る」といったシンプルな原則なので、翌日から試せるのがありがたいところです。 もう一つ、この本がいいのは、コミュニケーションを「気合い」ではなく「原理原則」で語っている点です。社風は習慣の総和でつくられるという話もそうで、結局は日々の声かけや、議論の場づくりのような地味な行動がチームの質を決めていく。派手なテクニックではなく、ちゃんと現場で効く話が多いので、読みながら自分の癖を振り返るきっかけにもなりました。 自分の伝え方にちょっと自信がない人、あるいは「職場をよくしたいけれど、どこから手をつければいいのか分からない」と感じている人には、とても刺さると思います。僕自身、あいさつの仕方ひとつで相手の表情が変わる経験をしてから、コミュニケーションの見え方がかなり変わりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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