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ミステリーのおきて102条 (角川文庫)

ミステリーのおきて102条 (角川文庫)

阿刀田 高

KADOKAWA / 2001-10

累計読者数5
平均ハイライト数 10件/人
推定読了時間 約5時間28分
star総合評価 44/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 15%

この本について

物語を読むとき、「ここは作者の思惑どおりに動かされてるだけなんじゃないか…」とか、「どんでん返しって、結局ご都合主義じゃないの?」みたいな気持ちになることがありませんか。自分もミステリーを読むたびに、その違和感の正体をつかみきれずにいました。 阿刀田高さんの『ミステリーのおきて102条』は、そうしたモヤモヤに静かに輪郭を与えてくれる本でした。たとえば、ミスリードは“導く”より“読後のアフターケア”が難しいという指摘や、読者の鋭敏さを測りながらほのめかしの量を調整するという話は、読み手としても思い当たる節が多いところです。また、「ひっくり返ったとたんに人生が見えてくる」どんでん返しの条件は、自分がなぜある作品に強く惹かれるのかを言語化してくれました。さらに、登場人物の名前をどう工夫するかといった具体的な手法までさらりと書かれていて、作り手の思考をのぞくような面白さがあります。 作品選びに迷ったとき、「どこに自分が反応しているのか」を知りたい人には特にしっくりくると思います。ミステリーを読む目線が少し変わるだけで、次の一冊に対する感じ方がまるで違ってくる。自分もこの本を読んでから、仕掛けに飲まれるんじゃなく、仕掛けを味わえるようになりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ミステリーの禁じ手とは? 知り合いの刑事が指摘した推理小説の盲点とは? 推理小説家の最大の悩みや、江戸川乱歩賞を選考する苦労とは?古今東西の書物に通じ、作家としても読み手としても第一級の著者が、豊富な読書歴をもとに小気味良いタッチでミステリーの魅力を紹介する。推理小説の読み手にも書き手にも薦めたい、傑作ミステリーガイド!
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