
迷路館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)
綾辻行人
累計読者数5
平均ハイライト数 9.8件/人
star総合評価 37/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
仕事でも創作でも、頑張って積み上げてきたものが「これでいいのか」と急に怪しくなる時ってありますよね。自分のこだわりが古いのか、そもそも評価されるのか、判断がつかなくなるあの感覚。最近そのモヤモヤが強くて、そんな時に読み返したのが『迷路館の殺人』でした。 この作品の中には、物語の外側にいるような“作り手の視点”が何度も顔を出します。探偵小説の限界を語る人物や、過去の名作への敬意、そして「何か過剰なもの」を追って迷走する作家たち。その姿が妙にリアルで、自分が日々抱えている悩みと地続きに感じられました。単なる本格ミステリとして読むだけでなく、ものづくりに向き合う人間の不安や傲慢さまで映し出されるのが、この作品の面白さだと思います。 特に刺さったのは、時代に置き去りにされる技術や道具の描写です。フロッピーやワープロの名前が出てきて笑ってしまうのに、同時に「今の自分のやり方もいつかこうなるのか」と変な焦りが湧く。けれどそれでも書き続ける人物たちを見ていると、正しさより“自分の手で積んできた時間”を信じるしかないのかもしれない、そんな気持ちになります。 物語としての驚きはもちろんありますが、それ以上に「迷っているままでも進むしかないよな」と背中を押してくれる一冊です。創作に限らず、自分の仕事の意味に少しでも迷っている人には静かに刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要







