
青色本 (ちくま学芸文庫)
ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン、大森荘蔵
Google Publishing / 2014-10-27
累計読者数5
平均ハイライト数 17.6件/人
推定読了時間 約1時間38分
star総合評価 64/100
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この本について
日常でふと、「言葉って、結局なにを指しているんだろう」とモヤッとすることがあります。自分が感じているものをうまく掴めないとか、相手の言葉の意味が急に空っぽに思える瞬間とか。考えれば考えるほど霧が濃くなる感じ、僕自身よくハマります。 ウィトゲンシュタインの『青色本』は、その霧を一気に晴らすというより、霧が生まれている“仕組み”を見せてくれる本でした。読んで刺さったのは、どんな概念でも「言葉の後ろにある何か」を探しに行って迷子になっているだけで、実際に見なきゃいけないのは、その語がどんな使われ方をしているか、というごく地に足のついた視点でした。「私」や「痛み」みたいに、つい実体を探しに行ってしまう語ほど、実は道具としての働きを見るしかない、という感覚は、仕事でも人間関係でもかなり効きます。誤解の正体が“言葉そのものの神秘”ではなく、“使い方の思い込み”だとわかるだけで、余計な混乱が減るんですよね。 ちょっと遠回りな読書になるけれど、概念につまずきやすい人や、言葉に振り回されがちな人には確実に刺さると思います。抽象的なテーマを扱っているのに、目の前の会話や仕事の判断の仕方が静かに変わっていく、不思議な1冊です。
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出版社による紹介
青色本は1933-34年に口述されたテキストであり、後に言語ゲームとして知られることになる概念が先駆的に導入されているという点で、 1932年以降のウィトゲンシュタイン哲学の画期をなすとされている。 ウィトゲンシュタインの主著、「論理哲学論考」「哲学探究」の著書の間の時期に書かれた。 「もっとも読みやすいウィトゲンシュタイン」。
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