ヨムナビ
国語入試問題必勝法 新装版 (講談社文庫)

国語入試問題必勝法 新装版 (講談社文庫)

清水義範

講談社 / 2020-12-15

累計読者数5
平均ハイライト数 5.2件/人
推定読了時間 約3時間4分
star総合評価 40/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 34%

この本について

国語の問題を解くとき、「なんでこれが正解なのか全然しっくりこない…」みたいな違和感ってありませんか。内容を丁寧に読もうとしているほど、選択肢の意地悪さに振り回される感じ。僕も学生の頃からそのモヤモヤがずっと残っていて、大人になってから読み返しても、やっぱり国語って特殊だなと思います。 この本がおもしろいのは、「正しく読む力」を鍛えるというより、「国語問題というゲームのルール」を暴いていくところです。長い選択肢と短い選択肢はまず外すとか、正論っぽい選択肢は出題者の罠だから避けるとか、言われてみればそうなのに、自力では絶対に気づけなかった視点ばかり。しかもそれが、理屈だけでなく具体的な例で示されるので、読みながら「ああ、確かにこれは解けないわ」と納得してしまいます。 もう一つ刺さるのは、国語問題と現実の文章読解は別物だとスパッと割り切ってくれるところ。三十字でまとめろという無茶ぶりに「原作者ができないから長く書いてるんだ」と言い切るところなんか、長年の引っかかりがほどける感じがありました。国語が苦手だった人ほど、「自分の読解力が足りないんじゃなくて、問題側にクセがあるだけ」という視点の転換が得られると思います。 国語問題の理不尽さにずっとモヤモヤしていた人、あるいは「文章を読むのは好きなのに点数は取れなかったタイプ」に、とてもよく効く一冊です。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ピントが外れている文章こそ正解! 問題を読まないでも答はわかる!? 国語が苦手な受験生に家庭教師が伝授する解答術は意表を突く秘技。国語教育と受験技術に対する鋭い諷刺を優しい心で包み、知的な爆笑を引き起こすアイデアにあふれたとてつもない小説集。吉川英治文学新人賞受賞作。 【パスティーシュ小説の嚆矢!丸谷才一氏激賞!講談社文庫創刊50周年新装版】 清水義範の作品もまた、からかひ、批評し、祝祭する。入試問題出題者に対する慢罵と嘲笑は痛烈を極めて恐しいほどだ。いい加減きはまる入試問題に翻弄され、責めさいなまれてゐる少年少女に対する憐みを感じ取って、胸を打たれた。殊に結末がよく出来てゐる。人々が清水のパロディをあんなに喜んで読むのは、一つには、この暖かな心が嬉しいからであらう。――丸谷才一(中略・解説より)
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要