
要約力を鍛えるとどんな子も「本物の国語力」が身につく ノダ式 最速90日で偏差値20アップは当たり前
野田眞吾
コスモ21 / 201305
この本について
子どもの国語の勉強を見ていて、「読めているはずなのに答えがズレる」「説明するときに途中で言葉が抜ける」という場面、けっこうあると思います。うちでも同じで、問題文のどこを拾えばいいのか、どう文をつなげれば答えになるのか、親のほうが迷う瞬間ばかりでした。 この本を読んで腑に落ちたのは、国語の力って“要約できるかどうか”にかなり左右される、という当たり前のようで見落としがちな視点です。指定された言葉を使って短文を作る練習や、「〜だが、〜。」の形を徹底して使う練習など、一見地味なのに、実際の入試問題のどこで効いてくるかが具体的に示されていて、親としても腹落ちしました。たとえば、子どもが本文を書き写してしまうような時期でも、そこから何を消せるか一緒に線を引いていく過程が大事、という説明は、家での勉強の“付き添い方”にそのまま使えました。 もう一つありがたかったのは、問題集の文章をどう使っていけばいいのかがはっきり書かれていることです。教科書ではなく問題文を材料にして、週に二つだけ要約文を書く。そのうえで一回十五分くらいで直す。このくらいの負荷なら、親子で続けられる現実味があります。「弟妹に説明できるくらい自分の中で砕く」というたとえも、日常の会話に落とし込みやすかったです。 勉強を“教える”というより、一緒に迷いながら国語の地力をつけたい人には刺さると思います。子どもの答案のズレにモヤモヤしてきた家庭には、かなり手触りのある本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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