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分子栄養学による治療、症例集

分子栄養学による治療、症例集

藤川徳美

累計読者数10
平均ハイライト数 12.7件/人
star総合評価 32/100
start序盤集中型
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この本について

体調が揺れやすい時って、「何が原因なのか全然わからない」「検査は異常なしなのにしんどいまま」というモヤモヤが続きますよね。自分もそこに長くいました。生活を見直してもピンと来ないまま日々が過ぎて、どこから手をつければいいのか分からない感じです。 この本は、そんな“原因のつかめなさ”に一つの物差しをくれるような存在でした。著者は今の医療が前提にしている「先進国に栄養失調はない」という認識そのものに疑問を投げていて、読んでいると「たしかに自分も質的な不足を抱えたまま過ごしていたかもしれない」と思わされます。抜粋にもあるように、タンパク・鉄・ビタミンの不足がメンタルの揺れや慢性的なだるさとどう結びつくのか、症例を通して具体的に描かれているので、自分の生活と照らして読めるんですよね。 それと個人的に刺さったのは、劇的な話よりも“少しずつ変わっていく場面”が多いところでした。仕事の負荷に弱い人が、食事を工夫しながら落ち着きを取り戻していくとか、産後のしんどさの背景にある不足を丁寧に追っていくとか。あくまで医療の代替ではないけれど、自分の体をどう扱うかの考え方がひっくり返るような読後感があります。 「原因が分からないままずっと疲れている」「食生活で何を見直すべきかモヤモヤしている」という人には特に刺さると思います。自分の体の“前提条件”をいったん疑ってみる、そんなきっかけになる一冊でした。

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