
伝え方が9割 2冊パック
佐々木 圭一、浅島 亮子、小島 健志、前田 剛、田原 寛
ダイヤモンド社 / 2015-02-09
この本について
人にお願いするとき、妙に気をつかわせてしまったり、そもそも聞き流されて終わったり。こちらは真剣なのに、相手にはただの「普通のコトバ」として扱われてしまうあの感じ、けっこうしんどいですよね。僕もよくあります。言い方ひとつで結果が変わるなんて分かってるのに、咄嗟になるといつものクセが出てしまう。 この本が面白いのは、「言葉選びをセンスではなく手順でやる」と割り切っているところです。相手の頭の中を想像する、メリットと一致させる、選択肢をつくる…みたいな工程がちゃんとあって、慣れるまでは手順通りでいいと言い切ってくれる。だから、たとえば子どもに勉強してほしい時でも、「勉強して」より「いっしょに勉強しよう」の方が動きやすい理由が腑に落ちるし、店員さんの「4分ほどお待ちいただけますか?」のような一言が、なぜサービスとして感じられるのかも理解できるようになるんです。 個人的に刺さったのは、「相手の嫌いなことから考える」という発想でした。芝生に入らないで、よりも「農薬の臭いがつきます」の方が動いてしまうあの感覚。お願いを相手の気まぐれに任せず、言い方でイエスになる確率を上げられるなら、コミュニケーションのハードルが少し下がる気がします。 仕事でも家庭でも、人と接する場面で「どう言えば伝わるんだろう」と悩みがちな人にとっては、わりと即効性のある一冊だと思います。
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