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東京大洪水 (集英社文庫)

東京大洪水 (集英社文庫)

高嶋哲夫

集英社 / 2010-07-16

累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約6時間43分
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

仕事でも人間関係でも、いざ大事な局面に近づくと、自分の中の“本音”が急にむき出しになってくることがありませんか。普段は平気なふりをしていても、焦りや怖さがにじんでしまうあの感じです。でも、それをどう扱えばいいのかは、意外と誰も教えてくれません。 『東京大洪水』を読んでいて印象に残るのは、極限状況の中で人の仮面がはがれ、本質だけが残っていく瞬間の描写です。たとえば、骨折の経験をさらっと語って立ち去る場面には、強がりとも覚悟ともつかない、人が追い込まれた時のリアルさが滲んでいます。もう一つの抜粋にもあるように、目標が見え始めるときこそ、人の中身がより露わになる。その観察が丁寧で、フィクションでありながら、自分の働き方や人との距離感を考え直すきっかけになります。 大げさに自分を変えるような話ではありませんが、「自分の本音ってどこにあるんだろう」と立ち止まりたい時に、静かに視点をずらしてくれる一冊です。極限状況での行動を眺めながら、日常の小さな決断にどう向き合うかが少しだけ見えてきます。 迷いながら前に進んでいる人に刺さる物語だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

大型台風23号が接近。東京上陸はないとの気象庁発表。が、日本防災研究センターの玉城はコンピュータ・シミュレーションで24号と23号が合体、未曾有の巨大台風となって首都圏を直撃することを予知。要請により荒川防災の現場に入る玉城。設計担当者として建設中の超高層マンションに籠もる妻・恵子。残された子どもたち。ひとつの家族模様を軸に空前の規模で東京水没の危機を描く渾身の災害小説。
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