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キャッシュマネジメント入門―グループ企業の「資金の見える化」

キャッシュマネジメント入門―グループ企業の「資金の見える化」

西山 茂

東洋経済新報社 / 201309

累計読者数3
平均ハイライト数 32件/人
star総合評価 55/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

資金まわりの話って、日々の実務に追われながら「結局どこから手をつければいいんだろう…」と迷いがちですよね。グループ会社が増えるほど、借入条件はバラバラ、会計との突合は手作業だらけ、為替リスクは放置気味。自分も現場で同じようにモヤモヤしていた時期がありました。 この本は、そんな混沌をいきなり魔法みたいに解決してくれるものではないのですが、「どこで何が詰まっているのか」を具体的に見える形にしてくれます。例えば、CMSを導入したときに実際どこで金融収支が改善するのか、金利差がどう利益に跳ね返るのかが数字のイメージとセットで語られていて、単なる制度説明で終わりません。また、ネッティングやインハウスバンクの事例では、「仕組みそのものよりも会計システムとのつなぎ込みのほうが壁になる」という、現場でしか出てこない指摘が多く、自分の会社に置き換えやすいのが強みです。 さらに、海外子会社の財務レベルが揃わない問題や、コベナンツへの影響など、実務でヒヤッとしがちな論点にも丁寧に触れられています。単に“効率化しましょう”ではなく、なぜ集中化が必要なのか、何を守るための仕組みなのかが腑に落ちるつくりです。 グループ全体の資金管理について「なんとなく危うい気がするけれど、具体的に何を改善すればいいのか分からない」と感じている人にはちょうどいい一冊だと思います。

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