
企業分析シナリオ(第2版)
西山 茂
東洋経済新報社 / 2006-10-26
累計読者数3
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推定読了時間 約5時間47分
star総合評価 47/100
start序盤集中型
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この本について
仕事で決算書を読むたびに、「数字は追っているけど、この会社って結局どこで戦っているんだろう…?」と手が止まることがよくあります。利益が伸びているのか、借入金が増えているのか、といった“結果の数字”だけ見ても、企業の本当の力がどこにあるのか掴みきれないあの感じです。僕自身、同じところでずっと引っかかっていました。 『企業分析シナリオ』は、そのモヤモヤを少し具体的な視点に置き換えてくれる本でした。たとえば、日本企業と米国企業で重視される利益がそもそも違うという話は、読みながら「あ、分析の起点がズレてたかもしれない」と気づかされます。さらに、ROAを分解してコスト・リーダーシップなのか差異化なのかを読み取る考え方は、数字の裏にある戦略が見えはじめて、一気に分析が立体的になります。また、将来のフリーキャッシュフローを前提にした企業価値の考え方も、無理に“正解”を当てにいくのではなく、複数のシナリオで捉えていく姿勢が現実的で、実務の手触りに近いと思いました。 企業を点で見るのではなく、競争優位の構造や事業のリスクまで含めて理解したい人に特に刺さる一冊だと思います。数字を見るのは好きだけど、その数字が何を語っているのかまでは自信がない…という人には、かなりしっくりくる視点が得られるはずです。
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