
オプティミストはなぜ成功するか
マーティン・セリグマン
Pan Rolling Inc / 2013-02-03
この本について
最近、ちょっとした失敗を必要以上に引きずったり、「どうせ自分がやっても変わらない」と思ってしまう瞬間がありませんか。僕自身、仕事でつまずくたびに同じ思考ループに入りがちで、そのたびに気持ちが重くなっていました。 『オプティミストはなぜ成功するか』は、その「思考のクセ」をそのままにしないための本です。読みながら刺さったのは、悲観主義の核にあるのは性格ではなく“無力感”だという指摘でした。自分の行動が結果に影響しないと思い込むことで、挫折が必要以上に大きく見える。そして、その説明の仕方を変えるだけで行動そのものが変わる、という視点です。 たとえば、悪いことが起きたときに「ずっと続く」「全部自分のせい」「どの場面でも同じ」と考えてしまうかどうかで、その後の一歩が大きく変わる。逆に、敗北を“この場面だけのこと”と捉えられると、落ち込み方が変わり、少し頑張ってみようという気持ちが戻ってくる。これは精神論ではなく、研究で裏付けられた“説明スタイル”の違いとして示されているのが、この本の読みやすくて実践しやすいところでした。 自分を鼓舞するより、まず「自分はどう説明しているか」に気づきたい人に刺さる一冊だと思います。自尊心を無理に上げるより、考え方の選び方を学ぶほうが、日常のつまずきにずっと効くと感じました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの96%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
ファスト&スロー (上)
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メモの魔力 -The Magic of Memos- (NewsPicks Book)
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世界でもっとも強力な9のアルゴリズム
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わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術
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