
はじめて学ぶソフトウェアのテスト技法
リー コープランド and 宗 雅彦
日経BP / 2005-11-07
この本について
テストの現場って、「これで十分なのか」とか「どこまでやれば終わりなのか」がいつも曖昧で、手を動かしながら不安が残り続けますよね。自分もブラックボックスとホワイトボックスの境界をふわっと理解したまま、なんとなく経験則で回してしまう時期が長かったのですが、この本はその曖昧さに具体的な視点をくれました。 たとえば、全部の組み合わせを試すのは不可能でも、ペアだけを押さえれば現実的な量に落ち着くという話は、実務でテスト工数を見積もる時の安心材料になります。境界値をどう扱うかや、正常と異常の両方を前提にテストを作るという考え方も、「とりあえず動くからOK」に引っ張られがちな場面で立ち止まるきっかけになりました。そして何より、テスト終了の判断に唯一の正解はなく、環境やリスクで変わるという指摘が、迷い続ける自分を少しだけ許してくれます。 現場で手探りでテストを回しながら「もっと納得感のある基準がほしい」と感じている人には、静かに効いてくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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