
幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論
ショーン・エイカー and 高橋由紀子
この本について
仕事で行き詰まったときって、状況そのものより「自分にはどうにもできないかも」という感覚のほうが心を重くしますよね。実際、私もタスクが山積みになるほど思考が縮こまって、何をやっても成果につながらない時期がありました。この本を読んで少し驚いたのは、生産性やモチベーションに効くのは“実際のコントロール量”より“自分は動かせると思える感覚”のほうだという話で、まさに自分がつまずいていたポイントだったことです。 この本がありがたいのは、「もっと前向きに考えよう」みたいな精神論ではなく、脳の癖をどう扱えばいいかを具体的に示してくれるところです。たとえば、一気に状況を変えようとしなくてよくて、まずは小さな範囲でコントロール感覚を取り戻す方法があったり、落ち込んだ時こそ気持ちを言語化するほうが立ち直りが早い理由が実証されていたり。あと、人とのつながりが“困難な時に助ける”だけではなく、“うまくいっている時の反応の仕方”で質が決まるという視点は、仕事でも家庭でもすぐに効くものでした。 結局のところ、この本が教えてくれるのは「成功したら幸せになる」のではなく、「幸せに働ける土台を整えると結果がついてくる」という逆転した考え方です。大きなことを変えなくても、呼吸を整える五分とか、今日あったよい出来事を三つ見つけるとか、続けられる行動がちゃんと“てこ”になる。その実感がほしい人に合うと思います。 最近「努力してるのに報われない」と感じる人には、かなり刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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