
頭のいい子の育て方 御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える
西村 則康
アスコム / 201309
この本について
子どもに勉強のことを伝える時、つい語気が強くなってしまったり、「なんでわからないの…」と自分でも後から落ち込むこと、けっこうありませんか。理想の声かけはわかっているつもりなのに、その場になると感情が先に動いてしまう。僕もよく同じところでつまずきます。 この本が良かったのは、親の心構えをきれいごとで語らず、「じゃあ実際どうすればいいのか」を細かい行動レベルで示してくれるところでした。感情が高ぶったらまず6秒待って、子どもの顔を見るだけで状況が変わるとか、「すべき」ではなく「〜してくれたら助かる」という伝え方にするだけで反応が違うとか、読んでいて思い当たる場面ばかりでした。また、勉強面でも、△の問題から取り組む理由や、九九のつまずきがどこに出やすいか、十進法が意外と難しいことなど、親が知らない“つまずきの正体”を具体的に教えてくれます。単にテクニックを並べるのではなく、子どもがどう考えているか、その内側に近づくための視点が丁寧に書かれているのがありがたいところです。 特に僕自身、「なぜ?」と聞く時の表情ひとつで子どもの思考が止まるか続くかが変わる、という指摘が刺さりました。勉強を“やらせる”のではなく、自分の言葉で考えられるようにする。そのために親がどう環境を整えるかが、無理のないレベルで書かれています。 子どもの勉強を支えたいけれど、叱り方も教え方もこれでいいのか自信が持てない…そんな人に静かに効く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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