
「20秒」でねこ背を治す (SB新書)
長岡 隆志
SBクリエイティブ / 2013-11-15
この本について
なんとなく気分が落ちる日が続いたり、呼吸が浅くなっている気がしたり、夕方になると足が重いまま。仕事が忙しくなると、こういう小さな不調を「まあこういうものか」と流してしまいがちですが、放っておくとじわじわ効いてきますよね。自分も在宅続きの時期に、気がつけば背中が丸まりっぱなしで、気分まで沈んでいく感じがありました。 この本を読んで面白かったのは、「姿勢がメンタルをつくる」という視点がかなり具体的に示されていたことです。落ち込むからうつむくのではなく、うつむくから落ち込む方向に引っ張られる。そんな逆流が体の中で普通に起きているらしいんです。そして呼吸の乱れと姿勢の悪化もセットで進むので、何か一つ頑張るより、細かく体を動かす頻度を上げるほうがずっと現実的。同じ呼吸でも「腹式か胸式かどっちが正しい」みたいな二択ではなく、どちらも大切だと説明されていて、気負わずに取り組めます。 もうひとつ印象に残ったのが、完璧な姿勢の人なんていないという話です。臓器の位置も左右で違うし、そもそも人の体は完全には整わない。それでも、横隔膜や深部の腹筋が少し働くだけで、呼吸の感覚が変わって、気持ちまで落ち着いてくる瞬間がある。むくみを引き起こすふくらはぎの働きまで含めて、全身がつながっているんだと気づかされました。 姿勢を「直す」というより、今の自分の体を少し扱いやすくしたい人に向いている一冊です。自分と同じく、日中の小さな不調を放置しがちな人には、立ち止まるきっかけになると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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