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思春期の子に、本当に手を焼いたときの処方箋33(小学館新書)

思春期の子に、本当に手を焼いたときの処方箋33(小学館新書)

土井高徳

累計読者数4
平均ハイライト数 11.8件/人
star総合評価 50/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 29%

この本について

思春期の子どもと向き合っていると、「何を言っても響かない」「どこまで手を出していいのか分からない」というモヤモヤがどうしても出てきますよね。僕自身、叱り方も寄り添い方も正解が見えず、毎回その場しのぎになってしまうことが多いです。 この本を読んで印象的だったのは、特別なテクニックよりも“毎日のふるまい”を少し整えるだけで関係性が変わっていく、という視点でした。たとえば、できて当たり前に見える行動をあえて言葉にして認めること。宿題を終えた、最後まで話を聞けた、ちゃんと帰ってきた――その一つひとつを見逃さず、事実として伝えるだけで、子どもは安心を取り戻していく。その積み重ねが水やりのように効いてくる、という感覚がすごく腑に落ちました。 もうひとつは、親が“聞く側”に回る難しさと大切さです。相手の言葉をそのまま返す、気持ちに名前をつけてあげる、予告して見通しを渡す。どれも小さな工夫ですが、感情の整理がうまくできない時期の子どもにとっては、これが土台になるんだろうなと感じました。こちらが落ち着いていれば状況をコントロールできる、という著者の言葉も何度か思い出しています。 思春期のわが子に「どう距離を取ればいいのか分からない」と感じている人にとって、この本は背中を押してくれると思います。特別な親になる必要はなくて、見て、聞いて、少し言葉を足す。その積み重ねで関係がゆっくり変わっていくことを思い出させてくれます。

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