
腰痛探検家 (集英社文庫)
高野秀行
累計読者数4
平均ハイライト数 25.3件/人
star総合評価 64/100
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この本について
腰や体の不調って、原因がはっきりしないほど気持ちが落ち着かなくなりますよね。治療に行っても納得できず、どこかにまだ「見えていない本丸」がある気がして、つい次の方法に手を伸ばしてしまう。僕も似たような迷路にハマった経験があるので、この本を読みながら何度も頷いてしまいました。 『腰痛探検家』は、単に腰痛の体験記ではなく、「自分の不調をどう理解し、どう付き合うか」という冒険そのものです。民間療法に惹かれてしまう理由や、医学的説明だけでは割り切れない身体の反応、さらには「なぜ自分はここまでこの治療院に執着してしまうのか」といった、人間の弱さやこだわりまで丁寧に描かれていきます。著者が未知の怪獣を探すように腰痛を扱う視点は、症状を“倒す相手”ではなく“わからない存在”として受け止める余白をくれます。 特に効いたのは、痛みを完全に消すことよりも「自分をリセットできる場を持つ」考え方や、症状だけでなく思い込みや環境まで含めて見直していく姿勢でした。医学と民間療法を行き来しながら、「どこまでが事実で、どこからが自分の物語なのか」を探る感じが、まさに読者自身の迷いと重なってくるはずです。 治療ジプシーになりかけている人、自分の体とどう向き合えばいいのかわからない人には、静かに刺さります。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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出版社による紹介
他人の行かないところへ行き、他人のしないことをする、が信条の辺境作家。なんと腰痛に!地獄からの生還を期して地図なき旅が始まった。カリスマ治療師からも見放され、難病の可能性まで急浮上。画期的な運動療法で自力更生ルートを選んだり、はたまた獣医や心療内科の扉も叩き...。腰痛という未知の世界に迷い込み、腰痛治療という密林で悪戦苦闘。とことん腰痛と向き合った、前代未聞の体験記。
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