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大人のための日本の名著50 大人のための名著 (角川ソフィア文庫)

大人のための日本の名著50 大人のための名著 (角川ソフィア文庫)

木原 武一

累計読者数5
平均ハイライト数 10.2件/人
star総合評価 53/100
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この本について

日々の判断や人間関係で、自分でも説明しづらい「癖」や「反応」に振り回されることってありませんか。理屈ではわかっているのに、どうしても同じところでつまずく。その理由を言語化できずに、なんとなく自己嫌悪だけが残る。僕自身、そんなモヤモヤを抱えたまま大人になったタイプです。 『大人のための日本の名著50』を読んで驚いたのは、「自分とは何者なのか」という問いが、実は昔から何度も語り直されてきたんだという事実でした。たとえば土居健郎の「甘え」の説明を読むと、普段の“すまない”“気がね”といった感覚が、単なる癖ではなく文化の土台にあるものだと気づかされます。あるいは西田幾多郎の「個人性」の話を読むと、他人と比べるより、自分の「天賦のかたち」をそのまま伸ばすという視点がふっと楽にしてくれます。そして鈴木大拙の日本的霊性の話に触れると、自分の感じ方の根っこにあるものが急に輪郭を持ちはじめます。 一冊で答えが出るというより、「ああ、こういう見方もあったのか」と静かにズレを作ってくれる本です。いまの自分の行動や感情の背景に、どんな歴史や思考がつながっているのかを知りたい人には特に刺さるはずです。自分の内側を丁寧に扱いたい時期に、そっと横に置いておきたい本でした。

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