
「打たれ強くなる」心理学 「図太い神経」をつくる本 (East Press Business)
内藤誼人
イースト・プレス / 2011-04-01
この本について
最近、気持ちがすぐ揺れるというか、ちょっとした一言やトラブルで心がザワつくことありませんか。僕もそうで、気合いでメンタルを強くしようとして逆に空回りするタイプです。でも、この本を読んでみて「強さって、もっと地味で現実的な積み重ねなんだな」と肩の力が抜けました。 たとえば、著者が繰り返し触れているのは「環境の影響をあなどらない」という視点です。弱音ばかり聞いていると自分も同じ方向に引っぱられるし、逆に笑顔を見るだけでも心理状態は勝手に上向く。大げさな自己変革より、身のまわりに置くものや付き合う人を少し変えるだけで、精神の持ち方が変わるというのはすごく実感しやすいところでした。また、大きな課題を「10分の1に縮めて見る」という発想も、日常にすぐ使える現実的なコツとして刺さります。自分に暗示をかけるより、ちょっと視点のスケールをいじるほうが落ち着きやすいんですよね。 さらに印象的だったのは、「経験の少なさは不安につながる」という指摘です。初めての献血で不安が高まる話や、力士が苦手な相手のもとへ出向いて慣らす習慣など、行動のほうから自分を慣れさせていくアプローチが多く紹介されていて、読んだその日から試せます。身体を動かすことが心の強さにつながる、というシンプルな主張も地に足がついていました。 余計に気を張らず、でも「このままじゃしんどいな」と感じている人に静かに届く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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