
「勝負強い人間」になる52ヶ条―――20年間勝ち続けた雀鬼がつかんだ、勝つための哲学 (知的生きかた文庫)
桜井 章一
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この本について
仕事でも私生活でも、調子の良し悪しに気持ちが振り回されることってありますよね。うまくいった日は安心してしまって、翌日ちょっと崩れると一気に弱気になる。情報に振り回されて、結局なにを信じて動けばいいのか分からなくなる。僕自身そんな波にのまれがちで、この本を読んだときに「そういう揺れ方そのものが実力なんだよ」と言われた気がしました。 桜井章一さんの言う“強さ”は、結果を当てることでも、一発の勝ちを狙うことでもありません。調子の悪いときにどう動くかを常に用意しておくことや、複雑さに迷ったあとでまたシンプルに戻れること。あるいは、情報を抱え込む前にまず小さく行動して、自分の感覚で取捨選択できるようになること。読んでみると、どれも勝負ごとだけじゃなく、日常の判断や働き方にそのまま落とせる視点ばかりでした。 特に、勝ち負けより“強くなる”ほうを優先する姿勢は、焦って成果ばかり追いかけてしまう時期に効きます。困難なときほど自分の実力が伸びるとか、調子の悪さこそが本当の力量だとか、耳が痛いけれどどこか救われる言葉が多い。息が詰まったときに一度童心に戻るように、視界がすっとひらける瞬間がありました。 状況の波に疲れてしまった人や、調子の悪い自分を責め続けてしまう人にはとくに刺さる本だと思います。
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