
ヒラノ教授の論文必勝法 教科書が教えてくれない裏事情 (中公新書ラクレ)
今野浩
累計読者数6
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star総合評価 65/100
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この本について
研究を続けていると、「このテーマは進んでいるのか」「論文を出すべきタイミングがわからない」「周りがすごい人ばかりに見えて気後れする」みたいな、言語化しにくい焦りがじわっと積もってきます。作業自体より、この“判断”の迷いのほうがしんどいんですよね。 この本は、そこを軽く押してくれる感じがありました。たとえば、成果が完璧でなくても早めに論文として形にする、研究テーマを一つに絞らず二つ持つことで煮詰まりを避ける、偉い研究者に早々に相談して自信を折られないようにする……といった、実務の手触りがある判断基準がかなり具体的に書かれています。読んでいて、「あ、そういう風に割り切っていいのか」と、肩の力が抜ける瞬間が何度もありました。 また、レフェリーの立場やジャーナルごとの癖、研究会で配るメモで優先権を確保する話など、普段はなかなか表に出ない“裏側”も正直に描かれています。単に論文を量産するテクニックではなく、研究生活をどう回すかの現実的な感覚がつかめる本です。 特に「論文を書けなくて足踏みしている人」や「研究の判断軸をもう少し明確にしたい人」には、静かに効くと思います。
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