
聴いたら忘れない速聴記憶術
黒柳孟司
この本について
勉強していると、どうしても「覚えたはずなのにスッと出てこない」とか、「同じところばかり何度も読み返してしまう」とか、そんな小さなつまずきが積み重なることがありますよね。自分もけっこうそこで止まりがちで、やり方そのものを見直したくて手に取ったのがこの本でした。 この本が面白いのは、記憶術と言いつつ、ひたすら“手を動かす工夫”と“耳から入れる工夫”に寄り添っているところです。たとえば、録音する時にわざと抑揚をつけて「歌のお兄さん」くらいのテンションで読んでおくと、速聴した時の頭への入り方がまったく違うという話。これ、実際にやってみると、単調な録音より圧倒的に覚えやすい。さらに、シャドーイングも「声は出さずに口だけ動かす」とか、「2倍速で聞きながらオウム返しする」とか、細かいけれどすぐ試せる技がやたら多いんです。 もうひとつ、この本の特徴的な部分が「知識を立体化する」という考え方。二元論でつなぎ直しながら、自分の言葉に落とし込んでいくことで、ただの情報が“使える知識”に変わる。ノートをデジカメで撮って、それを読み上げながら録音して、さらにそれを速聴して…と聞くとややこしそうですが、実際は、曖昧な部分を何度も「え? なんつった?」と聞き返すための仕組みづくりなんですよね。 勉強が続かない人というより、「勉強してるのに頭に残らない」タイプの人に刺さる本です。自分もそのタイプなので、こういう“現場の工夫”みたいな話はけっこう救われました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
読書の順序
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