
聞いたら忘れない勉強法
黒澤孟司 and 小松正史
フォレスト出版 / 2020-08-07
この本について
勉強していると、「読んだはずなのに全然覚えてない」「何度も復習してるのに頭に残らない」みたいな日が普通にありますよね。僕もそうで、特に疲れている日は教科書の文字がただ流れていくだけで、自己嫌悪だけが積み上がる感じがしていました。 この本がおもしろいのは、そんな行き詰まりに対していきなり根性論じゃなく、そもそも人間は“耳のほうが覚えやすい生き物”だった、という視点をくれるところです。原始の時代は危険を音で察知していたから、聴覚は生存に直結していた。その力を勉強に使えばいい、という発想がまず気持ちを軽くしてくれます。実際、内容を自分で録音して何度も聞くと、思い出す練習が自然に積み重なって、無理に暗記しようと気張らなくても頭に残っていく感覚がありました。雑音さえ記憶の手がかりになる、というのはやってみると本当にその通りでした。 もうひとつ救われたのは、「全部覚えようとしない」という割り切りです。教科書をまず理解し尽くして、覚える対象を最小限にする。そのうえで耳に任せる。これなら、徹夜で詰め込むよりずっと現実的だし、疲れ切った日でも“聞くだけなら進められる”という安心感があります。 勉強のやり方を根本から見直したいけど、ストイックすぎる方法は続かない…そんな人に刺さる一冊でした。耳を使う勉強って意外と遊び感覚でできるので、少し行き詰まっているときこそ試しやすいと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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