
脳科学者・茂木健一郎の人生相談
茂木健一郎
第三文明社 / 2014-03-16
累計読者数3
平均ハイライト数 26.3件/人
推定読了時間 約2時間29分
star総合評価 61/100
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この本について
人と関わるたびに、どこまで踏み込んでいいのか迷ったり、自分の劣等感がふと顔を出して気まずくなったり。相手の心は読めないし、自分の心も扱いきれない。そんな堂々巡りの中で、少しだけ視点をずらしてくれるのが、この本でした。 茂木健一郎さんの言葉は「こう生きろ」と押してくる感じではなく、むしろ人間の不器用さを前提にしてくれるところがあります。例えば、涙を「脳が受け止めきれなかったものの掛け流し」と捉える視点は、弱さをごまかさずに持ち直す手がかりになるし、他人の心はコントロールできないと認める姿勢は、人間関係の力みをそっと抜いてくれます。また、劣等感を笑えるようになると包容力が育つという話は、自分の欠けを責め続ける日々に、別の出口を示してくれました。 この本は、正しさよりも“人としてどう折り合いをつけていくか”を淡々と語ってくれます。桜のように移ろうものの中に生命を見る眼差しや、変化を前提にした生き方の話は、焦りが積み上がったときに静かに効きます。 人に合わせすぎて疲れやすい人、他人との距離感に悩みがちな人に、とくに届く本だと思います。私自身、答えを当てにするというより、迷いながら読むことで少し呼吸が楽になりました。
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出版社による紹介
老若男女から寄せられた25の多彩な質問の数々に、脳科学の知見を生かしながら軽快かつ真摯に答える「人生問答」の書。科学的知識は人生に必要か、就職を決めるにはどうすればよいか、「偉い人」とはどんな人か等々、気づきをもたらす知恵が満載。茂木健一郎が踊る「茂木ダンス」(パラパラ漫画)の原画も収録。
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