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自分を愛する力 (講談社現代新書)

自分を愛する力 (講談社現代新書)

乙武洋匡

講談社 / 2013-03-14

累計読者数5
平均ハイライト数 12.8件/人
推定読了時間 約2時間17分
star総合評価 60/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 63%

この本について

子育てや人との関わりで、「どう接するのが正解なんだろう」と立ち止まることがよくあります。つい相手の未熟さばかり探してしまったり、自分の理想を押しつけてしまったり。頭ではわかっていても、日々の中でつい力が入りすぎるんですよね。 この本を読んでいて強く感じたのは、「育てる側の都合」で世界を見てしまうクセに気づかせてくれるところです。できない部分に目を向けるより、その人のペースや選択を尊重する視点に立ち返らせてくれる。親や教師の話が多いですが、結局は誰かと関わるすべての場面に通じる内容でした。たとえば、相手の可能性を信じて待つことの難しさや、手を出さない勇気の価値。あるいは、自分の基準を押しつけずに「君ならどうする?」と相手の思考を取り戻させる姿勢。どれも小さな行動レベルで思い当たることばかりでした。 そしてもう一つ大きかったのは、「自分の人生をちゃんと生きている大人」の存在が、結局まわりの人を安心させるという話です。誰かを支えようとするほど、自分の課題を脇に置いてしまいがちですが、土台が揺らいでいると結局は誰も幸せにならない。その当たり前を改めて思い出させてくれました。 「相手にどう接したらいいのか迷うことが多い人」に静かに効く本です。煽られる感じはなく、でも読み終わるころには、自分と他者との距離の取り方が少しだけ変わっている気がしました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

なぜ僕は、生まれつき手足がないという障害を受けいれ、苦しむことなく、かつ明るく生きてくることができたのか――。乙武さんがたどりついたのが「自己肯定感」という言葉。「自分は大切な存在だ」と思う、この「自分を愛する力」について、息子として両親の愛に満ちた子育てを振り返り、教師として現代の親子が抱える問題を見つめ、父親として自らの子育てを初めて明かしながら考察していく。『五体不満足』著者による初の新書。(講談社現代新書)
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