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バカの人 その傾向と対策

バカの人 その傾向と対策

和田秀樹

ゴマブックス株式会社 / 2014-08-08

累計読者数3
平均ハイライト数 5.3件/人
推定読了時間 約2時間20分
star総合評価 41/100
boltライト読書型

この本について

人と関わるたびに「なんであの人はあんな行動をするんだろう」とか、「自分の受け取り方がおかしいのかも」とモヤモヤすること、けっこうあると思うんです。場を読まない人に振り回されたり、自己愛が強い人に妙に疲れたり、逆にこちらが空気を読めていなかったのでは…と後で不安になることもあります。日常の人間関係って、説明がつかないストレスのほうが多いですよね。 この本は、そういう“よくわからない負荷”にひとつひとつ説明をつけてくれる感じがあります。著者はあえて「バカ」と呼んでいますが、それは人格攻撃ではなく、社会でつまずきやすい“パターン”に名前をつけているだけ。例えば、相手の気持ちを逆撫でする人には心理学的なメカニズムがあることや、自己愛が満たされない人が他人を傷つけやすい理由など、感情の裏側にある構造を知ることで、こちらの受け止め方が少しラクになるんです。また、人に振り回されないために「相手の自己愛を満たす」という現実的な対処のヒントもあって、無理にいい人になる必要はなく、関わり方の選択肢が増える感覚がありました。 さらに刺さったのは、うまくいく人とつまずく人の差は“頭の良し悪し”ではなく、「明日が今日より少し賢くなれているか」という地味な積み重ねだという視点でした。極端な決めつけや、情報をそのまま信じてしまうクセがあると、どうしても再現性のある行動がとれない。逆に、成功体験を多角的に分析できる人は、凡庸に見えても着実に進んでいく。このあたり、自分にも思い当たるところがあって、読みながら何度も姿勢を正されました。 人間関係で疲れやすい人や、なぜか同じつまずきを繰り返してしまう人にとって、これは“相手を切り捨てる本”ではなく、“予測できるようにする本”という立ち位置だと思います。自分と他人の距離感を、少しだけ扱いやすくしてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

まえがき 第1章 性格バカ よりどりみどりの困った人たち 第2章 実直バカ 勤勉なのにリストラ候補NO.1 第3章 うのみバカ 信じるものはバカをみる 第4章 決めつけバカ 人の話が聞けない残念な人 第5章 はだかのバカ うぬぼれ・開き直り・裸の王様タイプ 第6章 ふぬけバカ 無気力・無意欲・無関心の3バカ 第7章 井戸のなかのバカ 化石知識で生きる学者タイプ 第8章 大風呂敷バカ 口だけは大統領 あとがき 和田秀樹(わだひでき) 精神科医・医学博士、国際医療福祉大学教授、一橋大学経済学部非常勤講師。専門は精神分析学、老年精神医学など。心理学をビジネスに「試行」したシンクタンク、ヒデキ・ワダ・インスティテュート代表。 『大人のための勉強法』『勉強のできる人できない人』などベストセラー多数。監修書には『「(ルビ)終(/ルビ)のすみか」をさがして——しいたげられる老人たち』などがある。 近著『つかれる時代の 元気がでる経済学』などで心理学の理論を経済に活かすF試行jにも意欲的に取り組んでいる。 日本テレビ『ザ!情報ツウ』毎週金曜日レギュラー出演のほか、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)、『なるほど!ラボ カジュアル経済』(テレビ大阪)など多くのメディアで活躍中。 1960年大阪生まれ。85年、東京大学医学部卒業。
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