
夜来たる
アイザック アシモフ、美濃 透
早川書房 / 198611
累計読者数3
平均ハイライト数 1.3件/人
star総合評価 31/100
boltライト読書型
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この本について
最近、理由のわからない不安に急に飲まれることってありませんか。仕事の先行きだったり、人間関係だったり、何か“説明できない重さ”が急に心に落ちてくる感じ。頭では落ち着けと言っても、身体のほうが勝手にざわついてしまう。そんなとき、自分が何を怖がっているのかすらわからなくなることがあります。 アシモフの『夜来たる』を読むと、そのモヤモヤに少しだけ輪郭がつきます。人間が本能として持つ恐怖の話や、「暗闇は想像できない」という指摘は、ただのSF設定ではなく、普段の生活で気づかないまま抱えている不安の正体に触れてくる感覚があります。自分でも説明できない焦りがあるときほど、見えないものを想像できない人間の限界が、逆に腑に落ちたりします。 さらに、国や社会が危機に直面している時期ほど活力が出る、というくだりも個人的には刺さりました。大きな不安がある時代のほうが、人は妙に冴えたり、動き出したりする。そこには楽観も悲観もなくて、ただ「そういうものとして受け止めていい」という感覚が残ります。自分の焦りを否定しないまま、ちょっと距離を置けるようになる本です。 日常の不安に名前がつかず、ずっと落ち着かないまま過ごしてしまう人に刺さると思います。
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目次
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