
スパークする思考 右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)
内田 和成
KADOKAWA / 2008-11-07
この本について
仕事でアイデアが出ないとか、情報をいくら集めてもつながらないまま終わる…そんなモヤモヤって、僕自身けっこう長く抱えていました。真面目に整理しようとするほど、逆に何も生まれない感じがあるんですよね。 この本が面白いのは、「整理しない」「覚えようとしない」「でも気になったら必ず手を動かす」という、いわば“ゆるい情報の持ち方”が結果的に発想力につながると語っているところです。読者の方が抜き出した部分にも多いですが、著者が一貫して言っているのは、強い問題意識さえあれば脳が勝手にデータを拾ってくれるということ。だからこそ、撮った写真を後から眺めて自分の興味に気づいたり、線を引いたり書き込んだりしておく「行為」そのものが、未来のひらめきの種になるわけです。 読んでいて、「ああ、頑張って Evernote や Notion を完璧に整えようとしていた時期、たぶんあれは作業の達人になろうとしていただけだったな…」と苦笑しました。むしろ著者は、日常の雑多な情報にゆるくレ点を打ち続けることで、頭の中に自分だけのデータベースが育ち、ふとした瞬間に化学反応が起こる、と言っていて、その感覚がすごく腑に落ちます。 情報を集めすぎて疲れている人、自分なりの“引き出し”が育っていない気がして不安な人には特に刺さると思います。僕にとっても、発想に行き詰まったときの視界を少し広げてくれた一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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