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オペラ座の怪人 (光文社古典新訳文庫)

オペラ座の怪人 (光文社古典新訳文庫)

ガストン・ルルー、平岡 敦

KADOKAWA / 2019-01-18

累計読者数4
平均ハイライト数 3.8件/人
推定読了時間 約1時間44分
star総合評価 32/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 25%

この本について

仕事でも日常でも、「どうしてこんなに状況がつかめないんだろう」とか、「人の本音が読めなくて踏み込み方を間違える」とか、そんなモヤモヤが続く時があります。目に見える表情や言葉だけで判断しようとすると、余計に迷路に入り込む感じがするんですよね。 『オペラ座の怪人』を読み返していて思ったのは、人って“表に出ている姿”と“内側で動いているもの”がこんなにも違うのか、ということでした。噂ばかりが先行して、誰も実像を確かめようとしない空気。目撃したと言いながら、みんな違うことを言う場面。好奇心と恐れが混ざって、真実がどんどん歪んでいく感じ。そのあたりに反応して抜粋を保存している人が多いのも納得で、「見えているものだけを信じると、大事なことを見落とすよ」というメッセージに近いものを受け取ったんだと思います。 さらに物語の核心に近づくほど、“怪人”そのものより、彼をどう見るかで周囲の行動が変わっていくのが印象的でした。調査者が資料片手にオペラ座を歩き回る描写なんてまさにそうで、恐ろしくもありながら、曖昧な情報に振り回される人間そのものが描かれている。人との距離感に迷っている時ほど、この視点は妙に効きます。 こういう物語が刺さるのは、「他人の本音も、自分の感情もつかみにくいまま頑張ってる人」なんじゃないかなと思います。恋愛の場面で出てくる“愛してくれれば変われる”という歪んだ願いも、極端ではあるけれど、どこか人の弱さとして理解できてしまう。フィクションなのに、人間の薄暗い部分に光を当ててくれる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

世界一美しい劇場で起きた、奇妙な事件と恋の物語 「あなたはだれ? 何者なの??」 【オールカラー版】 「どうしたのかしら、あの黒い鏡」 「しっ! 気づかないふりをしなさい」 「え?」 「オペラ座にはね、怪人がいるのよ。そいつはガイコツの顔で黒いタキシードを着て、あの鏡からこちらをのぞいてくるんですって」 世界中で愛されるフランスの名作が、さくさく読めるオールカラー版になった! 【あらすじ】 世界一美しい劇場、オペラ座にやってきた見習い歌手クリスティーヌは、黒い板でうちつけられた不気味な鏡を楽屋でみつける。 劇場に住む怪人にのぞかれないため、と説明されるが、怪人って何者? 呪れた五番ボックス席、幽霊のレッスン、シャンデリア落下——怪人のおこす奇妙な事件の数々。 やがてクリスティーヌが人気歌手へとのぼりつめたとき、怪人との間にふしぎなきずなが生まれ…。 世界一せつない恋の物語! 【この本のおすすめポイント4】 1.お話にはいりやすい『物語ガイドまんが』 2.わくわく読書できる『カラー絵+ポスター』 3.ビリギャル先生が教える『読書感想文の書きかた』 4.面白さをぎゅっとしぼった『さくさく読める版』 【みんなの声】 「100年後の人にも、この本を好きになってほしい」(小3女子) 「イラストがかわいくて何回でも読める」(小4女子) 「ページをめくるたび、わくわくした」(小2女子) 「いろんな名作を出してほしいです。子どももおとなも大好き!」(小5女子) 「毎日読みなおしたくなった」(小3女子) 「読書感想文におすすめ。本がにがてでも書きやすい」(小6女子)
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