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老子・荘子の言葉100選―――心がほっとするヒント (知的生きかた文庫)

老子・荘子の言葉100選―――心がほっとするヒント (知的生きかた文庫)

境野 勝悟

累計読者数5
平均ハイライト数 8.4件/人
推定読了時間 約4時間26分
star総合評価 44/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 20%

この本について

仕事でも生活でも、気づけば「もっと頑張らなきゃ」「成果を出さなきゃ」と肩に力が入りすぎてしまうことがあります。数字や評価を追いかけているうちに、自分の心がどこにあるのかわからなくなる瞬間って、けっこう多いですよね。僕もその一人です。 この本を読んで救われたのは、老子や荘子の言葉が、いまの価値観を否定するのではなく、別の景色をそっと見せてくれるところでした。たとえば「役に立たなくても、それにはそれのよさがある」という荘子の話。仕事で成果ばかり意識していると、自分の欠点や不器用さが邪魔に思えるけれど、そこにもちゃんと“生き延びる形”がある。無理に優秀さを貼りつけないでいいんだと、呼吸がゆるむ感じがしました。 また、老子の「水のように」というたとえは、柔らかく生きることを現実的に捉えるヒントになります。人と張り合わず、器に合わせて形を変えるように、自分の居場所にうまく身を置く。その姿勢は、弱さではなく、むしろ強さなんだと気づかされます。そして「自分の利益ばかりを考えると孤独になる」という指摘は、最近の人間関係の悩みに静かに効きました。自分を後回しにしろという話ではなく、視野を少し広げるだけで、周りとの距離感が変わるんですよね。 競争や成果に疲れたけれど、ただ投げ出すのも違う気がしている人に、とても合う本だと思います。読んだ後、世界が急に正しく見えるわけではないけれど、生きる速度を少しだけ調整する感覚は、確かに残ります。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

老子は、その生涯を、おとなしく、柔和に、あたたかく、寛大な態度で静かに送った。そして世俗の価値を飛び越えて、もっとのびのびと、自由に明るく生きようではないか、と主張する。そして、その考えは、荘子によって受けつがれる。荘子は、難解な老子の思想を、架空の話で面白く語る。動物を人間にたとえたり、植物のあり方に人間学を語ったり、その話は、自由で破格で、しかも面白い。―人生を自由に楽しく生きる知恵。
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