
ランニングする前に読む本 最短で結果を出す科学的トレーニング (ブルーバックス)
田中宏暁
講談社 / 2017-02-20
この本について
走るたびに膝が痛くなったり、息が上がりすぎて続かなかったり、「自分は運動に向いてないのかも」と落ち込むこと、けっこうあると思います。僕もまったく同じで、走る習慣を作ろうとしては挫折して…を何度も繰り返していました。速く走ろうとすると苦しくなるし、フォームもよくわからない。そもそも何を指標にすればいいのかが曖昧なんですよね。 この本がおもしろいのは、「にこにこペース」という根拠のある“ゆっくりさ”を軸にして、走り方の迷いをひとつずつほどいてくれるところです。年齢から目安の心拍数を決める話や、乳酸が溜まる前に走る意味が具体的に書かれていて、ただの精神論ではありません。歩く速さぐらいで走っていい、むしろそのほうが脂肪が使われて疲れにくい、と言われると妙に安心しますし、フォームについても「あごを少し上げると脚が伸びる」「フォアフットだと衝撃が少ない」など、試すとすぐ体感できることばかりでした。 個人的にいちばん救われたのは、「速く走る練習は最小限にしていい」という視点です。がんばりすぎて故障して、結局またゼロに戻る…という悪循環が途端に減りました。空腹時の軽いランニングが効率的だという話も、生活リズムと無理なくつながるので続けやすい。 「運動が苦手だけど、ちゃんと体を変えたい」と思っている人にはかなり刺さる一冊だと思います。専門的なのに、生活に落とし込めるヒントばかりでした。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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