ヨムナビ
ブギーポップは笑わない (電撃文庫)

ブギーポップは笑わない (電撃文庫)

上遠野 浩平 and 緒方 剛志

KADOKAWA / 1998-02-25

累計読者数4
平均ハイライト数 5.5件/人
推定読了時間 約5時間40分
star総合評価 36/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

創作でも仕事でも、「どこまでやればいいんだろう」と手が止まる瞬間ってありますよね。自分の限界を測るみたいに作業量を区切ろうとして、でも区切ったところでしっくりこない。僕もずっとその感覚に振り回されてきました。 「ブギーポップは笑わない」を読むと、その迷いが少しだけ違う形に見えます。作中で語られる“どこまでじゃなくて、どこまでも”という姿勢は、勢いで突っ走れという話ではなくて、作品や行動の側に判断を委ねるという視点の転換なんですよね。自分が決める前に、手を動かしてはじめて分かる実感がある。さらに、物語の全貌を誰も見られないという一節は、日々の仕事で「自分の立場からしか世界が見えない」という閉塞感にもそのまま重なります。 そして、人は“普通”に留まることもできるけれど、そこから外れたいなら自分で歩くしかない、という静かなメッセージがじんわり効いてきます。誰かが代わりに戦ってくれるわけじゃなくて、でも笑うことだけは自分たちの役目なんだというラストの感触が、不思議と前に進む力になるんですよね。 迷ったままでも手を動かしたい人。自分の物語の外側が見えなくて立ち止まっている人。そんな人にこそじわっと刺さる一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

上遠野 浩平 and 緒方 剛志の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

君には夢があるかい?残念ながら、ぼくにはそんなものはない。でもこの物語に出てくる少年少女達は、みんなそれなりに願いを持って、それが叶えられずウジウジしたり、あるいは完全に開き直って目標に突き進んだり、まだ自分の望みというのがなんなのかわからなかったり、叶うはずのない願いと知っていたり、その姿勢の無意識の前向きさで知らずに他人に勇気を与えたりしている。これはバラバラな話だ。かなり不気味で、少し悲しい話だ。―え?ぼくかい?ぼくの名は“ブギーポップ”―。第4回ゲーム小説大賞「大賞」受賞。上遠野浩平が書き下ろす、一つの奇径な事件と、五つの奇妙な物語。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要