
スロージョギングで人生が変わる (健康人新書)
田中宏暁
廣済堂出版 / 2011-11-24
この本について
走らなきゃと思いつつ、いざ外に出ると「すぐ息が上がる」「距離を決めるとノルマに追われる」「そもそも自分は走れるタイプじゃない気がする」みたいな気持ち、けっこう根深いですよね。僕もずっとその側でした。だからこそ、この本の“ゆっくり過ぎるくらいでいい”という発想に救われました。 特に刺さったのは、距離ではなく“時間”を目安にするという考え方です。距離にすると、ついペースを上げて苦しくなる。けれどニコニコペースで30分と決めておけば、「呼吸が乱れたら速度を落とす」だけでよくて、走るハードルが一気に下がります。また、速さを歩幅で調整する仕組みも現実的で、運動から離れていた人でも、足踏みの延長みたいな感覚で始められるのがありがたいところです。 もうひとつ印象的だったのは、“走れる身体は勝手に作られていく”という姿勢です。2週間続ければ、1分走って1分歩くレベルからでも連続で走れるようになる。これが精神論じゃなく、筋肉の働きやエネルギーの使い方の説明とセットで語られているので、妙な安心感があります。道具も高いものは不要で、シューズさえ普通のランニング用なら十分というシンプルさも続けやすさに直結します。 「運動はしたいけど、頑張るモードに入ると毎回しんどくなる人」に特に刺さる本だと思います。僕にとっては、走ることを“競技”ではなく“生活の延長”に戻してくれた一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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