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老子・荘子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)

老子・荘子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)

野村 茂夫 and 谷口 広樹

KADOKAWA / 2004-12-25

累計読者数13
平均ハイライト数 12.8件/人
推定読了時間 約3時間41分
star総合評価 54/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 33%

この本について

最近、何が正しいのか分からなくなる瞬間が増えました。仕事でも生活でも、基準が多すぎて、自分がどこに立っているのか曖昧になるあの感じです。「もっと頑張るべき?」と焦る一方で、「もう十分じゃないか」と思いたくなる自分もいて、結局どちらにも決めきれないまま日が過ぎていく。そんな揺れの中で、この『老子・荘子』を読み返すと、少しだけ肩の力が抜けました。 特に響いたのは、ものごとの価値は絶対ではなく、立場によっていくらでも変わるという考え方です。善悪や成功・失敗にまで序列をつけようとする癖から少し距離を置けると、「今の自分でもいいかもしれない」という余白が生まれます。また、老子のいう「足るを知る」「止まるを知る」は、行動を止めろという話ではなく、どこまでいけば自分がすり減るのかを観察する視点に近い。仕事を詰め込みすぎる前に、ふと立ち止まって限界線を引くあの感覚に、ちゃんと意味があると教えてくれます。さらに、空っぽの状態を保つことで力が生まれるという話も、常に入力し続けて疲れ切っていた頭にはしっくりきました。何もしない時間が、実は次の動きのための土台になるという視点です。 自分の軸が揺れがちな時期に、一度深呼吸したい人には合う一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

老荘思想は、儒教と並ぶもう一つの中国の思想。わざとらしいことをせず、自然に生きることをすすめ、ユーモアに満ちた寓話で読者をひきつける。「大器晩成」「胡蝶の夢」など身近なことばが盛りだくさん。
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