
独学でも東大に行けた超合理的勉強法
草薙 龍瞬
サンマーク出版 / 2014-11-10
この本について
勉強していて、一番つらいのは「今やっていることが本当に意味あるのか?」という迷いじゃないでしょうか。机に向かっても集中できなかったり、参考書を増やしては不安をごまかしたり、自分のやり方に確信を持てないまま時間だけが過ぎる感じ。僕もずっとその循環から抜け出せませんでした。 この本が効いたのは、「本質に戻る」という視点が具体的な作業レベルまで落ちていたからです。たとえば、現代文の読み方を“論理的役割に分解する”という考え方は、ただの読解テクニックではなく、文章に振り回されなくなる感覚に近いものがありました。英語も、最初に訳を見てユニットごとにおきかえるだけで、無駄に悩まず一歩目が安定する。数学も、発想の目的を先に押さえてから音読して展開を覚えると、問題演習のストレスがかなり減る。「作業本位で考える」と言われると冷たく聞こえますが、むしろ迷いを減らす安心材料になりました。 もうひとつ刺さったのは、「いま必要なことにだけ集中する」という姿勢を、自分に宣言する形で定義しているところです。気合い論ではなく、期限と作業を決めて、体を動かすところから立て直す。理屈でどうにもならない時の対処として、これは現実的でした。 勉強のやり方に迷っている人よりも、「迷い方に迷っている人」にちょうどいい一冊だと思います。独学でも、学校でも、仕事の学びでも、やるべき作業を見極めたい時に静かに役立ちます。
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