
白鯨 上 (岩波文庫)
メルヴィル、八木 敏雄
岩波書店 / 2004-08-19
累計読者数3
平均ハイライト数 4.3件/人
推定読了時間 約5時間25分
star総合評価 40/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 29%
この本について
仕事でも人間関係でも、誰かの「理解できない言動」に振り回されてしまうこと、けっこうありますよね。相手がなぜあんな行動をするのか分からないまま、こちらもじわじわ疲れていく。自分の中にも説明しづらい暗い感情があって、扱いにくいなと感じることもあると思います。 『白鯨』を読んでいると、その割り切れなさに少し風が通るような感覚があるんです。エイハブ船長の不機嫌や凶暴さの裏に、生々しい痛みや孤独があると分かった瞬間、単純な“悪役”としては見られなくなる。誰だって頭のどこかに欠陥を抱えていて、時にそれが自分でも手に負えなくなる。そんな視点を思い出せるだけで、他人や自分への距離が少し変わります。それに、登場人物たちが語る“世界の奇妙さ”や“人の不条理さ”が、むしろ安心につながるところもあるんですよね。同じように迷っている人間の話を読んでいる感覚に近いです。 この本が刺さるのは、「人の感情の陰影をどう扱っていいか分からないまま大人になった感覚のある人」。物語としては壮大なのに、読んでいると妙に身近な心のざらつきに触れてくる一冊です。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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出版社による紹介
巨大な白い鯨〈モービィ・ディック〉をめぐって繰り広げられる、アメリカの作家メルヴィル(1819―1891)の最高傑作。本書は海洋冒険小説の枠組みに納まりきらない、法外なスケールとスタイルを誇る、象徴性に満ちあふれた「知的ごった煮」であり、およそ鯨に関することは何もかも盛り込んだ「鯨の百科全書」でもある。新訳(全3冊)
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