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仏教の大意 (角川ソフィア文庫)

仏教の大意 (角川ソフィア文庫)

鈴木 大拙

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 1947-04-20

累計読者数13
平均ハイライト数 4.8件/人
推定読了時間 約2時間54分
star総合評価 32/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事や日常で「この判断、どこか薄っぺらいな」とか、「目の前のタスクは片づくのに、不安だけは消えない」という感覚が続くことがあります。考えても整理しきれない、でも放っておくとじわじわ疲れていく――あの感じです。自分でも理由が説明できないまま、どこか物足りなさが残る。僕も長く抱えていたモヤモヤでした。 鈴木大拙の『仏教の大意』を読むと、このモヤモヤが「感性・知性の世界」と「霊性の世界」を別物として扱ってしまうところから生まれている、という視点が出てきます。霊性と聞くと何か特別な領域に思えますが、大拙は「二つがそのまま一つ」と言い切るんです。たとえば、仕事で評価や肩書を気にして自分が縮こまるとき、それは“本来の自分ではない何か”を着こんでいる状態だと説明される。そこを一枚ずつ脱いでいくと、発想や感じ方そのものが違ってくる。この感覚が、抜粋の「無分別の分別」という言葉に強く表れているように思います。 また本書の良いところは、霊性的世界を“どこか遠くの理想”ではなく、生活のなかに割り込んでくるリアルなものとして語る点です。外側の価値を一度手放したとき、優先順位や執着の重さがひっくり返る瞬間がある。読者が抜粋を保存しているあたり、まさにこの「世界の見え方が反転する感覚」に反応しているのだと思います。 特に、考えても考えても落ち着かない人、あるいは“自分の軸がどこにあるか”が曖昧に感じている人に静かに刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 霊性論の本質、仏教の精髄に迫った『日本的霊性』に並ぶ名著、遂に文庫化! ◆霊性論の本質、仏教の精髄に迫った『日本的霊性』に並ぶ名著、遂に文庫化! 人は、耐え難い苦しみや大きな悲しみの経験なくして、本当の慰めと平和に至ることはできない――「大智」と「大悲」の導きで現れる「霊性」を生きることの意味とは何か。知性や理性だけでは到達できないその世界こそが、仏教の精髄へと繋がっている。キリスト教的概念や華厳仏教など独自の視点を交えつつ、困難な時代を生きる実践学としての仏教、霊性論の本質を説く講義録。『日本的霊性』と対をなす名著。 【もくじ】 序 第一講 大智 第二講 大悲 (※本書は1947/4/20に発売し、2021/12/30に電子化をいたしました)
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