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原敬 外交と政治の理想(下) (講談社選書メチエ)

原敬 外交と政治の理想(下) (講談社選書メチエ)

伊藤之雄

講談社 / 2014-12-10

累計読者数3
平均ハイライト数 18件/人
推定読了時間 約6時間47分
star総合評価 58/100
trending_up後半加速型
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この本について

仕事でも日常でも、組織の意思決定が思ったように前に進まないときってありますよね。誰が本当のキーマンなのか見えなかったり、立場ごとの思惑が絡むと、正しい判断より力関係が優先されてしまうのでは…とモヤモヤすることも多いと思います。 この本で描かれる原敬の動きに刺さる人が多いのは、まさにその「複雑な組織をどう扱うか」という悩みに関わる部分が多いからだと思います。参謀本部との摩擦や、山県有朋の影響力、皇室問題まで絡む難題の中で、原がただ強引に進めるのではなく、軍人との意思疎通に時間をかけたり、内部の改革者とだけ協力して前に進めたりと、現実的な突破口を選んでいるのが印象的です。また、普選運動や労働争議を「放置すれば革命の火種になる」という恐怖の中で、過剰に強硬にもならず、かといって迎合もしない姿勢は、今の社会でも感覚としてわかるところが多い気がします。 組織を「動かす」というより、「崩さずに変える」ために何を押さえるべきか。その視点が歴史の細部から立ち上がってくる本です。政治史の専門知識がなくても、社内調整に悩んでいる人ほど得るものが大きいと思います。こんな人に刺さるのは、強さより現実的な手触りを求めているタイプの方です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「平民宰相」原敬の初の本格的評伝。新聞記者・外交官・企業経営者など多彩な顔を持ち、一貫して「公利」という概念を重視し、第一次世界大戦後の世界を見通して新たな日本政治の道筋をつけた、ポスト「元勲世代」のもっとも偉大な政治家の65年の生涯を描く。上巻では、原の誕生から、フランス語を学び、ジャーナリストとして見聞を広めたのちに外交官として活躍し、陸奥宗光の知己を得て政治の世界へと進むまでの前半生を描く。(講談社選書メチエ)
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