
楽しいR ビジネスに役立つデータの扱い方・読み解き方を知りたい人のためのR統計分析入門
豊澤 栄治
翔泳社 / 2015-02-09
この本について
データを扱う仕事をしていると、「数字はあるのに、どう読み解けばいいのか分からない」とか、「分析の手順がその場しのぎになってしまう」みたいなモヤモヤがずっと残りますよね。僕自身も、毎回やり方を思い出しながら手探りで進めては、後から「あれ、これって時系列で見たほうが早かったのでは…」と気づくことが多かったです。 読者の方が保存していた「を 時系列」という抜粋を見て、まさにそこに刺さったんだろうなと感じました。単にRの文法を覚えるというより、「データをどう扱い、どんな順番で眺めれば意味がつかめるのか」という視点を、この本はかなり丁寧に示してくれます。例えば、日々の売上やアクセス数を“とりあえずグラフにする”から一歩進んで、変化の流れとして捉える感覚がつくところ。あるいは、処理の前準備をどう整えれば後工程が楽になるのか、実務目線で書かれているところが助かります。「しましょう。」の語尾が多いのも、無理に背中を押す感じではなく、隣で一緒に作業しているような距離感で好きでした。 仕事でRを触ってはいるけれど、どこか「パーツの寄せ集め」で終わってしまっている人に向いている本だと思います。分析の手順そのものを“流れとして体に入れる”ことができるので、コードを見るときの落ち着き方が変わりますし、データの状態をどう整えていくかの判断も少しずつブレなくなります。 派手なテクニックが載っているわけではないですが、実務で「まず何をして、次に何を見るか」が定まらずに迷う人ほど、地味に効いてきます。僕にとっても、一つひとつの作業を前より丁寧に扱えるようになったという意味で、長く手元に置いておきたい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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