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色彩がわかれば絵画がわかる (光文社新書)

色彩がわかれば絵画がわかる (光文社新書)

布施 英利

光文社 / 2013-12-20

累計読者数5
平均ハイライト数 20.2件/人
推定読了時間 約4時間24分
star総合評価 53/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 19%

この本について

色のことって、日常でずっと触れているはずなのに、いざ説明しようとすると途端に言葉が出てこない…そんなもどかしさを、僕自身ずっと抱えていました。写真を撮るときや部屋の色を決めるとき、「なんでこの色は浮いて見えるんだろう」とか、「同じ赤なのに印象が違うのは何で?」みたいな、小さな引っかかりが積み重なっていく感じです。 この本は、その正体を“感覚のまま”ではなく、“しくみとして”理解できるようにしてくれる一冊でした。赤と緑を並べると互いがより鮮やかに見える理由や、光と絵具では混ぜたときの明るさの行き先が正反対になること。さらには、背景の明度や彩度が、手前の色の見え方を引っ張ってしまうという、言われてみれば確かに、としか言いようのない現象まで、ちゃんと「どうしてそう見えるのか」がつながっていきます。感覚の謎が、ひとつずつ説明可能な世界に変わっていく感覚がありました。 読む前より、色を見るときの視点が少し増えます。街の看板の配色や、いつもと違う部屋の照明が与える印象の差が、ただの“気分”ではなく、目のしくみや色の関係性から説明できるようになる。僕と同じように、なんとなく色に振り回されてきた人には、静かに効く内容だと思います。こんな人に刺さります——「感覚的にしか扱えていなかった“色”を、少し言語化できるようになりたい人」。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

すべての色は、三原色をもとにして作られる。これが、四色でも、二色でもいけないのはなぜか。そもそも「色」とは何なのか―。ニュートンのような物理学者、ゲーテという文学者、それに美術やデザインまで、多様な分野の専門家が取り組んできた色彩学。その理論の基本は、難しそうに見えて、実はとてもシンプルである。北欧デザインがもつ色彩美、遠近法との緊密な関係、印象派の絵画における「光」の見方など、色彩という観点から、美術鑑賞の知性を養う一冊。
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